月曜日から今日まで妻の実家(京都)に帰省していました。
だいちゃんも旅行を楽しんだようですが、さすがに片道4時間の自動車での移動は、彼も疲れた様子。
帰りの車の中では静かに寝ていたかと思えば、そわそわと落ち着かない様子を見せます。
途中のサービスエリアで私たちが食事をしたとき、だいちゃんにもごはんをあげようとしましたが一向に食べる様子なし。
食いしん坊が影をひそめると心配ですね。
帰宅するとすぐに庭に出たがり、出してやると、つんつんした草を探してはむしゃむしゃ食べます。
これは、だいちゃんの「薬草」で、お腹の調子がいまひとつの時にとる行動です。
動物病院の先生は、犬の習性と認めながらも、草を食べることには何の必要性もないとにべもなく退けられただいちゃんの行動ですが、私には、何か彼なりの健康法が隠されているような気がするのです。
今日も、ひとしきり草をむしゃむしゃ食べ、その間、「お腹痛いポーズ」(内村航平選手ばりのストレッチポーズ)を繰り返すので、
「こりゃ、明日は病院かな?」
と心配していましたが、家に上がると、ごはんのおねだりです。
「お腹、大丈夫?」と心配しつつも、そこは親心です。
いそいそとごはんの準備。
今日はこれです。
材料:人参の切れ端、かぼちゃの切れ端、キャベツの芯、オートミール(大さじ2)、鶏手羽元、焼き肉の残りの薄~い牛肉1枚
レシピ(と言えるようなものではない):
①人参、かぼちゃ、キャベツをみじん切りにします。
②鍋に水を入れ、①とオートミールを投入し、くつくつ煮ます。(今日は灰汁まで取ってやりました)
③火が通ったら、肉を入れて火を通します。(生でも良かったのですが、解凍して少し時間が経っていたので、今日は過熱しました。ヤマトさんではありませんが)
④鶏に火が通ったら、取り出して、みをほぐし、鍋に戻します。
⑤手羽元の骨をレンジで600W 2分加熱し、ビニール袋に入れて金槌で叩き砕きます。それをさらにミキサーにかけて粉砕します。
⑥⑤と鍋のごはんを混ぜて、できあがり!
ちょっとわかりづらいですが、粉砕した鶏の骨です。
鶏の骨は、加熱すると噛み砕いたときに鋭く裂けるので、内臓を傷つける危険があるそうですが、本来骨は栄養たっぷりなので、粉砕してみました。これなら、鋭く裂けるもなにも、裂けようもないので、大丈夫かと。
冷めるまで待つのが、だいちゃんの試練です。
これを乗り越えた忍耐の向こうに、初めて味わえる幸福感があるのです。ガンバレ!
みごとに完食です。
これまでは、少し残していたのですが、今日は本当にお見事!
どうやらだいちゃんはご飯粒がちょっと苦手のようです。今日は入れませんでしたので。
やっぱり、先祖はフランスから渡ってきたからでしょうか。今度、ワインでもごちそうします。
というわけで、お腹痛~い様子を見せていただいちゃんですが、大丈夫みたいです。
手作りごはんにしてから、こういうことがちょいちょいあります。
これまでだと、具合悪くなってしまうところが、持ちこたえるというか、持ち直すというか、土俵際で踏ん張るというか‥
だいちゃんもわたしたちも、お疲れ様でした。